1968年12月24日のアポロ8号の月面ミッションから見た地球。
[Published: April 18, 2022 10.27pm AEST] – アンソニー、13歳
[答えてくれる先生: Scott Denning]
スコット・デニング 先生
コロラド州立大学 大気科学 教授
時々、人間が修復不能なほど地球を変えたように見えるかもしれません。しかし、私たちの惑星は、エネルギー、水、炭素などが流れ、生命を育む素晴らしいシステムです。それは約45億年前のものであり、大きな変化を遂げてきました。
地球の歴史のある時点で、火は広い地域で燃えました。他では、その多くは氷で覆われていました。また、その表面のほぼすべての生物を一掃する大量絶滅がありました。
地球の気候は、極地の氷冠がない非常に暖かい時期から、惑星の大部分が凍った時期までさまざまです。
私たちの生きている惑星は信じられないほど弾力性があり、時間の経過とともに自分自身を癒すことができます。問題は、その自己回復システムが非常に遅いことです。地球は元気になりますが、人間の問題はもっと差し迫っています。
人々はさまざまな方法で私たちを支えるシステムを傷つけてきました。私たちは大気や水を汚染し、プラスチックやその他のゴミを陸や海や川にばらまき、動植物の生息地を破壊しました。
しかし、私たちはこれらの混乱の多くをクリーンアップする自然のプロセスを助ける方法を知っています。そして、人々が50年前にこれらの問題に目覚め始めて以来、多くの進歩がありました。
1970年以来、米国は経済が劇的に成長しているにもかかわらず、大気汚染を大幅に削減してきました。
まだ解決すべき問題があります。プラスチックなどの一部の汚染物質は数千年も持続するため、後で収集しようとするよりも、放出を停止する方がはるかに優れています。そして、絶滅は永続的であるため、それを減らす唯一の効果的な方法は、動物、植物、その他の種の保護にもっと注意を払うことです。
気候変動の逆転
人間が地球に与えている最も深刻な被害は、主に石炭、石油、ガスの燃焼によるものであり、気候を劇的に暖めています。これらの炭素ベースの燃料を燃やすことは、空気と海洋の基本的な化学と物理学的作用を変えています。
燃やされた石炭の塊やガソリンの液量はすべて、二酸化炭素を大気中に放出します。そこでは地球の表面を加熱し、洪水、火事、干ばつを引き起こします。この追加された二酸化炭素の一部は海洋に溶解し、海洋をより酸性にし、海洋食物網を脅かします。
気候変動は、人間が悪化を止めるまで悪化し続ける問題です。そして、人間の行動が大規模に気候を変え始めた産業革命前の状態に戻るには、何世紀もかかるでしょう。
事態を悪化させないための唯一の方法は、炭素に火をつけるのをやめることです。つまり、社会は、炭素を燃焼することなく、誰もが健康に暮らせるように支援できるエネルギーシステムを構築するために一生懸命働く必要があるということです。
幸いなことに、私達は二酸化炭素やその他の汚染物質を放出せずにエネルギーを作る方法を知っています。太陽光、風力、地熱発電から作られた電気は、今や歴史上最も安価なエネルギーです。世界の電力供給をクリーンアップしてからすべてに電力を供給することで、炭素汚染の悪化を非常に迅速に防ぐことができます。
これには、電気自動車と電車、電気暖房と調理、電気工場が必要になります。また、製造場所から使用場所まですべてのクリーンな電力を供給するために、新しい種類の送電および貯蔵システムが必要になります。
残りの炭素の汚物は、炭素を大気中に放出するのではなく、土地や植物に貯蔵するより良い農場や森林管理によって浄化することができます。これは、科学者が解決方法を知っている問題でもあります。
地球は確かに癒されますが、それは非常に長い時間がかかるかもしれません。始めるための最良の方法は、被害をさらに悪化させないように全員が自分の役割を果たすことです。
この記事は、クリエイティブコモンズライセンス(CCL)の下で The Conversation と各著作者からの承認に基づき再発行されています。日本語訳はarchive4kids(Koichi Ikenoue)の文責で行われています。オリジナルの記事を読めます。original article.
