私たちが今日行っている科学は真実なのか、嘘である可能性が高いのか、それとも未確定なのですか?

写真:科学とは科学者が行うことであり、単一のものではなく、活動でありプロセスである。Solskin/DigitalVision via Getty Images

公開日:2026年4月20日 午後1時34分(英国夏時間)
質問: ナサニエル・K、15歳、アメリカ合衆国、オハイオ州ハミルトン

答えてくれる先生: Greg Eghigian

ほとんどの学生にとって、科学は勉強するもの、学ばなければならないものです。私が学生だった頃、大人たちはいつも「数学は好き?」「科学は好き?」と聞いてきました。まるで誰かにほうれん草やブロッコリーが好きかと聞くようなものです。

実際には、科学は好き嫌いや信じるか信じないかといった特定の対象ではありません。科学とは活動です。ある著名な科学者が言ったように、「科学とは科学者が行うこと: Science is what scientists do」なのです。それは仕事のやり方であり、物事を成し遂げる方法です。

では、科学者は具体的に何をするのでしょうか?科学史と医学史を研究する者として、私は科学者が宇宙の法則をどのように理解しようとしているのかを研究してきました。例えば、月はなぜ地球の周りを公転するのでしょうか?雲はどのようにして雨を降らせるのでしょうか?人はどのようにして風邪をひくのでしょうか?こうした疑問に答えるために、科学者は3つのことを行います。観察し、実験し、分析するのです。

科学のプロセス

すべての科学者は、研究対象を注意深く観察します。チャールズ・ダーウィンと彼の自然選択による進化論を例にとってみましょう。ダーウィンは世界中を旅し、植物、動物、化石の標本を集め、それらがどのようにして異なる特徴を持つようになったのかを解明しようとしました。

彼はすぐに一つの考えに至りました。ある地域に生息する特定の種が、その環境に最も適応した特徴を持ち、それを子孫に受け継いでいるからこそ、そのような姿をしているのではないか、と。ダーウィンは行く先々でこの考えを検証し続け、最終的に彼の理論は正しいように見えました。それ以来、科学者たちは彼の理論を裏付ける無数の研究を行ってきました。

多くの科学者は、観察をさらに一歩進めて実験を行います。実験では、科学者は研究対象に変化を加え、その変化がもたらす影響を観察します。彼らの目的は、理論を検証すること、あるいは特定の変化が規則的に起こるかどうかを確認することです。

この過程の良い例として、1890年代にイワン・パブロフが行った犬を使った実験が挙げられます。パブロフは、犬に餌を与える直前に音を鳴らすことで、犬が餌の入ったボウルを見た時と同じように音に反応し始めることを発見しました。パブロフにとって、これは動物が連合学習、つまり「条件付け: conditioning」という過程を通して学習することを示しているのです。

図:科学者は観察を行い、自らの考えを検証するために実験を行うことがあります。そして、データを分析し、同僚に提示します。将来の実験によって、彼らの結果が裏付けられることもあれば、反証されることもあります。この反復的なプロセスを通して、科学者は証拠を集め、真実に近づいていきます。Efbrazil/Wikimedia Commons、CC BY-SA

最後に、科学者は観察や実験の結果を絶えず分析します。測定、論理、数学を用いて、発見の意味を考察します。しかし、発見の意味が明確でない場合も多く、そのため研究者はさらなる観察や実験を行い、方法や推測を再考する必要に迫られます。

研究結果の報告

分析プロセスはそこで終わりません。科学者は研究結果を他の研究者に提示し、彼らは研究者が研究課題に適切に答えているかどうかについて意見を求められます。批判は時に非常に厳しいものになることもあります。多くの場合、このプロセスには、同じ分野の他の科学者に、学会で発表を行い、研究内容や発見したことを伝えることが含まれます。

また、研究資金を獲得するためには、科学者は研究成果をさらに評価してもらう必要があります。その後、研究者たちは研究成果を専門誌(ジャーナル)に掲載しようとする際に、さらに厳しい審査を受けます。

どちらの場合も、研究者は査読と呼ばれるプロセスを経ます。このプロセスでは、同じテーマを研究している他の研究者が、研究者の研究の質を評価し、肯定的な意見と否定的な意見の両方を提供します。

動画:査読では、研究者たちは自身の専門分野に投稿された論文を審査し、研究が適切に行われたか、結果が説得力のあるものかを判断します。(動画はoriginal article.で見てください)

査読者が研究の質が不十分だと判断した場合、研究者は研究資金を得ることも、論文を掲載してもらうこともできません。

科学は真実なのか?

科学者の仕事は、単に現実世界を観察することだけではありません。科学者は、自らの方法論や考え方の正誤について、他の専門家の意見を求めなければなりません。そのため、すべての科学者は、これまで行ってきたことや信じてきたことを常に再考する覚悟が必要です。

この過程を通して、科学者は真実に一歩ずつ近づいていきます。新たな観察や実験は、以前の結果を裏付けたり、反証したり、あるいは全く新しい疑問を生み出すこともあります。

今日の科学的成果は真実のすべてではありませんが、現時点で私たちが到達できる最も真実に近いものです。そして、現代そして未来の科学者たちは、研究を続けることで、真実の全体像をより明確にしようと努めていきます。

科学を、人々が真実に到達するために行う営みと捉えると、それは一つの研究方法であり、その強みは、科学者が自らのアプローチや結論を柔軟に変化させていく姿勢にあることが分かります。

この記事は、クリエイティブコモンズライセンス(CCL)の下で The Conversation と各著作者からの承認に基づき再発行されています。日本語訳は archive4kids の翻訳責任で行われており、The Conversationによる正式な翻訳ではありません。オリジナルの記事を読めます。original article.

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