[Published: February 24, 2021 3.28am AEDT] – ルービー、9歳、ロチェスター、英国
[ルービーの質問：道路を横断していて、すぐに停止しなければならない場合、脳はどのように停止するように指示しますか？]
[答えてくれる先生]
ニコラ・パワー
ランカスター大学 心理学講師
人間の脳は本当に賢いです。それは私たちの心臓を鼓動させ続け、私たちが私たちの周りの世界を見たり聞いたりすることを可能にし、そしてそれはまた私たちが毎日何百もの決定をするのを助けます。
次に読みたい本を決めるなど、意思決定が難しい場合が時々あります。そしてまた、車が来たら急に道路を横断するのをやめるときのように、私たちが考えもせずに決定が下されることもあります。では、私たちの脳はどのように決定を下すのでしょうか？
私たちの脳には2つの考え方があります。遅い考え方と速い考え方です。宿題のように難しいことをしなければならないときは、遅い考え方を使います。
私たちの遅い脳は、物事を論理的に考えるのに役立ち、最良の答えを見つけるのに役立ちます。また、週末の活動や成長したときに何になりたいかを考えるなど、将来の計画を立てるのにも役立ちます。私たちの遅い脳は、私たちが自分の意見について考えるときに私たちが使う傾向があるものです。
私たちは遅い脳を使って難しい合計を計算します。
私たちの脳が決定を下すもう1つの方法は、速い考え方を使用することです。ドッジボールで飛んでくるボールから逃げたり、車が来たら急に止まったり、歌詞を読まずに好きな歌を歌ったりするなど、何も考えずに物事を実行するときは、速い考え方を使用します。
また、質問に対する答えが自動的にわかる場合は、速い脳を使用します。 2+2は何ですか？空は何色？チョコレートは美味しいですか？私たちはこれらの答えをすぐに分かります。私たちの速い脳は、私たちがこうした質問に素早く簡単に答えるのを助けます。
一緒に働いている
さらに興味深いのは、私たちの速い脳と遅い脳が一緒に働くことです。ピアノを弾くなどの新しい課題を学ぶときは、最初は遅い脳を使わなければなりません。私たちは音楽の読み方を学ぶために集中しなければならず、どのピアノの鍵盤がどの音符を演奏するかを覚えておく必要があります。
しかし、時間が経つにつれて、私たちが練習するとき、私たちの速い脳は私たちの遅い脳から引き継ぎ始めます。これは、最終的には何も考えずにピアノでいくつかの曲を演奏できることを意味します。
しかし、私たちの速い脳は、誰かが私たちの友人のように見えるために誤って誰かに手を振るときのように、間違いを犯すことがあります。私たちの速い脳は、同じ髪や服を着ているためにその人を誤って認識し、それは私たちの友人であると考えずに誤って教えてくれます。
時々私たちの速い脳は間違いを犯します-私たちが間違った人に手を振るときのように。
これは恥ずかしいことかもしれませんが、私たちの速い脳は助けようとしているだけです。遅い脳をいつも使っていたら、時間がかかりすぎるので、何もできません。
ですから、次に決断を下すときは、速い脳を使ったのか遅い脳を使ったのかを考えてください。あなたは物事をじっくり考えなければなりませんでしたか？その場合、あなたはあなたの遅い脳を使いました。それともすぐに答えを知っていましたか？もしそうなら、あなたはあなたの速い脳を使いました！
そして、何か新しいことを学ぶのに苦労しているときはいつでも、それはごく短時間だけ難しく感じることを忘れないでください。練習を続ければ、考えずにできるようになるまで長くはかからないでしょう。あなたの遅い脳は今大変な仕事をしていますが、あなたの速い脳は引き継ぐのを待ちきれないのです。
この記事は、クリエイティブコモンズライセンス(CCL)の下で The Conversation と各著作者からの承認に基づき再発行されています。日本語訳はarchive4kids(Koichi Ikenoue)の文責で行われています。オリジナルの記事を読めます。original article.
